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AGA都市伝説「ワカメを食べるとハゲない」って本当?

AGAで悩んでいると、ネットでひたすらに調べている人も多いと多いと思います。病院やクリニックにかかることなく、自力でこっそり治せるのであればそれに越したことはないでしょう。

例えば、わかめなどの海藻類をたくさん食べると、抜け毛の予防になるという話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか?わかめは髪によいといわれることは少なくありません。

わかめは薄毛にとっての救世主になりえるのか?

髪の毛にとっていいイメージの強いわかめですが、その効果は果たして本当にあるのでしょうか?確かにわかめには多くの栄養素が含まれております。健康にいいとも言われていて、食物繊維にミネラルやビタミン、鉄分、亜鉛、など栄養素は多くありますが、本当に抜け毛に関しての医学的な根拠のある効果なのかを確認してみましょう。

【わかめは薄毛に効果的?】薄毛に対する直接的な効果はない

残念ながら、わかめが古来より髪の毛にいいと言われてきたのはおそらく「海に揺蕩う姿が黒髪を連想させる」からだとか「黒々としたものを食べると髪の毛が黒くなる」などの思想の元であると言われています。

医学的にはわかめなどの海草をを食べても、「育毛」や「発毛」効果があるといった根拠は発表されていません。しかし、ヨードなどの希少なミネラルや食物繊維といった、身体に良い栄養素が豊富に含まれていることから、バランスよく摂取することは良いことです。

【わかめは薄毛に効果的?】髪の毛にいい成分が含まれているのは本当

わかめに含まれている栄養素の中で、AGAとの因果関係があるものはミネラルやヨウ素で、これらの成分は髪にとって良いとされていて効果も期待できるものになっています。

特にヨウ素は甲状腺ホルモンを生成するためには欠かせない存在です。甲状腺ホルモンは、細胞の発達や成長、基礎代謝のアップに関係しているうえに、タンパク質を合成するはたらきも持っています。

海藻類に含まれている亜鉛は、髪の主成分であるケラチンの合成に必要です。頭皮の形成にも関わるため、抜け毛予防に良いといわれています。しかし亜鉛の吸収量は、摂取量や一緒に存在する他の成分により変動するものの、一般的には約30%と推定されるほど吸収されにくいです。ストレスがかかるとせっかく体に取り入れた亜鉛が消費されてしまうと言われ、不足してしまうとケラチンをうまく作ることができなくなってしまうため、弱い髪の毛になってしまうといわれているのです。さらに英国皮膚科学会誌によると、亜鉛には抜け毛の原因になると言われている5αリダクターゼを抑制する作用もありますので、AGAを発症しているのであれば積極的に摂っておきたい成分になります。

ただしここで注意が必要なのは、亜鉛は5αリダクターゼの阻害作用がありますが、わかめに含まれているの亜鉛の成分量は100gで2mg前後です。成人男性でも1日に必要な10mgですから、一概にわかめを摂取すればいいというわけでもないようです。

また、亜鉛はアミノ酸からのたんぱく質の再合成、DNAの合成にも必要な成分になります。骨の成長や肝臓、腎臓、インスリンを作るすい臓、精子を作っている睾丸など、新しい細胞が作られる組織や器官では必須のミネラルです。体の細胞にダメージを与える「活性酸素を除去する酵素」の構成成分であるほか、味覚を感じる味蕾細胞や免疫反応にも関与しています。このように様々な場面で亜鉛が必要とされる中、髪の毛にまで亜鉛を届かせようとしても、うまくいきません。

わかめを食べても髪に良い成分は含まれているものの、「薄毛に効果的である」と断言できるものではないということです。

【わかめは薄毛に効果的?】AGAには効果的ではない

亜鉛やミネラルなどの髪の毛に嬉しい成分が含まれているからと言って、それがAGAに効くというわけではあありません。ここで重要になってくるのは、髪の毛は何でできているのかということになり、髪の毛の主成分となっているものが何かを知らなければここからの話は進めることができません。

その主成分は「タンパク質」で、髪の毛が抜けたり細くなってしまう理由の一つは、この主成分であるタンパク質の不足にあるのです。そのためわかめだけでなく、たんぱく質を多く含んだ食品も一緒に食べるということも重要になってきます。タンパク質の多い食品として代表的なのは、肉、魚、豆腐、納豆などがあげられるので、これらも一緒に食べるのも非常に大切なのではないでしょうか?

タンパク質を多く摂取した上でわかめをきちんと食べれば、ヨウ素の効果で甲状腺ホルモンを生成する効果があります。甲状腺ホルモンが生成されたことで細胞の発達や成長、基礎代謝のアップすることで髪の毛がより強くなり、育毛効果も期待大です。

まとめ

わかめ単体ではいまいち効果が発揮できなくても、こうしてほかの食品との食べ合わせを意識することで効果が期待できるようになるのです!食べ合わせの点でいえば、髪の毛の栄養になる栄養素は他にもあり、それは亜鉛やビタミンです。当然ですが、これらの多く含まれる食品である緑黄色野菜や豆類、卵などの食品とわかめとの食べ合わせも効果が期待できます。

こうした食品をバランスよく盛り込んだ食事メニューであれば、髪にも変化があるかもしれないので、食事のバランスに対する意識はやはり重要なものになります。こうした点に注意しましょう!

逆にわかめばかり食べすぎると、あまりいいことはないので、抜け毛にいいと聞いたからといって、わかめばかりを食べ過ぎてはいけません!先ほども述べたとおり、わかめにはヨウ素が含まれていますが、このヨウ素は不足しては体に悪いものの、逆に摂取しすぎても病気の原因になります。

ヨウ素は甲状腺に関係しますが、摂取しすぎた場合は甲状腺の機能に支障が出てしまうのです!わかめは低カロリーで味が濃いわけでもないので、食べようと思えばどんどん食べられるかもしれませんが、何事も適量が大事で、量としては一日に乾燥わかめで40グラムを超える量を食べると人体に悪影響があるといわれています。あくまでもバランスよく食べることが大切です。

抜け毛を防ぎ、ハリやコシのある丈夫な髪を形成したいという人にとって、わかめはひとつの助けになりますが、あくまでもバランスの良い食事が基本にあります。バランスよくタンパク質やミネラル、ビタミンなども摂取したうえで、わかめに含まれるヨウ素も摂取することで本当の意味で効果を持つようになってくるのです。そのことを意識すればより強い髪を手に入れることができるのではないでしょうか?



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斎藤 裕
斎藤 裕
AGA-DASH編集部ライター。26歳を過ぎて薄毛が気になり10年近く髪の悩みで試行錯誤した経験を元に記事を執筆しています。