本サイトはアフィリエイトプログラムを利用しています。

AGA治療に用いる成長因子「オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)」について解説

AGA治療に用いる成長因子「オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)」

AGA治療で用いられる成長因子の1つ、オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)について解説していきます。「プロヘアリンβ4」はまつ毛美容液に配合されていることで女性は聞いたことあるかもしれません。

オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)とは?

英語表記:octapeptide-2

最近、男女を問わず抜け毛が気になるという人が増えていますが、育毛に興味がある人が注目しているのが、育毛の鍵を握っていると言われているバルジ領域です。バルジ領域には「毛包幹細胞」と「色素幹細胞」という2つの幹細胞が存在しています。毛髪が生えるには、バルジ領域で毛根幹細胞が作られていることが大事なのです。バルジ領域を活性化する成長因子として有名なのが、チモシンβ4で、チモシンβ4と同様の働きをするのが、オクタペプチド-2なのです。

皮脂腺の下に、外毛根鞘が少し膨らんだ領域があり、そこがバルジ領域と言われています。

オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)は、8つのアミノ酸で構成されています。アミノ酸の結合体なので、安心して利用することができます。オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)によって、毛包幹細胞の生成が促進されると、休止期から成長期への移行がスムーズになり、バルジを活性化させ、体内の発毛伝達指令が強化されることで、発毛効果が期待できるのです。

毛包幹細胞と毛周期との関連では、①退縮期末期の毛包において毛乳頭とバルジが最も接近する。すると、バルジが毛乳頭からの何らかの影響を受けて活性化され、増殖能の高い一過性の transient amplifying cells(TA cells)を供給しながら毛包は増殖する。その結果、毛周期は再び成長期に入っていく。そして、②成長期末期には TA cellsの供給が停止する。その結果、毛周期は退縮期へと移行すると考えられる。以上が毛包幹細胞の特性として知られています。

「毛成長誘導の主役は毛乳頭細胞?毛包幹細胞?」 / 北里大学 皮膚科教授 勝岡 憲生

ここ数年で、オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)が配合されている育毛剤の人気が高まっています。健康な髪を作るには、栄養バランスの取れた食事や、適度な運動、質の良い睡眠も大事です。その上で、頭皮環境を良い状態に保つ育毛剤を使っている人が増えています。

オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)の副作用は?

オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)を簡単に説明すると、元々人間の身体で作られる成長因子です。年齢を重ねると共に、オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)の量が減っていくので、育毛剤で外部からの補給として使用します。しかし、気になるのは安全なのか、副作用はあるのかといった点ですが、本当のところはどうなのでしょうか。

オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)は、先ほども言いましたように人間の身体で作られる物質になります。そのため副作用はないと考えて大丈夫です。そもそも成長因子が不足してしまう事によって毛髪の成長が止まる、毛が減る(細くなる)といった考えになります。もともと体の中で使われていたオクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)を補う目的で使用しますから、副作用は考えられないのです。オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)はアミノ酸から合成した成分でもありますので、危険か安全かどちらなのかと言いますと安全な方であり、安心して利用できる成分となっています。

オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)の働きは、「バルジ領域を活性化させ、毛包幹細胞を生成させる働き」になります。チモシンβ4よりも安定して吸収されやすい性質であり持続性もありますから良い成分です。バルジ領域を活性化させる作用は、とても重要であり白髪予防や育毛に欠かせないものになっています。

オクタペプチド-2の髪に対しての効果

AGAをより効果的に改善するための研究は、今なお進められており様々な有効成分が発見されています。オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)もその内のひとつです。発毛にダイレクトに作用する効果に期待がされていますが、どのような特徴を持っているのか解説します。

はじめに髪の毛は成長期、退行期、休止期による一連のサイクルで発毛から脱毛を繰り返していますが、AGAになると休止期の期間が長くなってしまいます。

ヘアサイクル(毛周期)

つまり発毛のためには休止期を正常化することが必要になりますが、そこで重要な存在として見られているのがバルジ領域という部分です。

バルジ領域には2種類の幹細胞があり、ひとつは「毛包幹細胞」でこちらは髪の毛を作るためのものになります。もうひとつは「色素幹細胞」でこちらは髪の色素を作るためのものです。

  1. 毛包幹細胞 …… 髪の毛を作るための細胞
  2. 色素幹細胞 …… 髪の色素を作るための細胞

それぞれが細胞分裂をすることで毛母細胞が活性化して髪の成長が促進されたり、髪を着色するためのメラノサイトが活性化し白髪を生えにくくするといった作用をします。オクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)は肝心のバルジ領域に働きかける作用がありますので、幹細胞を活性化し、AGAの改善に役立つと見られているのです。

幹細胞が存在するバルジ領域は発毛に大きく関連する場所で発毛のカギを握っています。そしてオクタペプチド-2(プロヘアリンβ4)による活性化が有効と見られており、AGA対策をする上で注目すべき存在と言えるでしょう。



【厳選10院】おすすめAGAクリニックランキング
ABOUT US
斎藤 裕
斎藤 裕
AGA-DASH編集部ライター。26歳を過ぎて薄毛が気になり10年近く髪の悩みで試行錯誤した経験を元に記事を執筆しています。