公開日:2015/05/28 07:00 更新日:2016/10/17 04:37
列島はただ今、夏日を記録中。これからますます灼熱の太陽がサラリーマンを襲ってくる。そんなときは、「日傘」をご用意あれ。やせ我慢はいけない。日傘があるのとないのでは、体感温度で8~10度も違ってくるという。
2年前に新語・流行語大賞にノミネートされた「日傘男子」。ある調査によれば、男性の日傘使用率は3.4%といまだ少数派。女性たちの評判も「女々しい」などと芳しくない。
しかし、日傘専門店「リーベン」の調査によると、遮熱性を備えた日傘を差すと、15分後に8度以上の差として出るという。一般的には、日傘の効果で8~10度ほど体感温度が下がるとされ、帽子の2~3度減と比べても圧倒的に涼しい。
真夏の8度の影響は大きい。最近は、ゴルフの男子プロでも日傘を差す選手が増えた。無論、体力消耗を防ぐためだ。
「日傘には、“日よけ”と“日焼け防止”の2つの機能があります。そのどちらの効果を求めるかで、使用する傘も違ってきます」(日本洋傘振興協議会・広報担当者)
■「遮光1級」なら99.99%UVカット
同協議会は、遮光率や紫外線遮蔽率(UVカット)の業界基準を設定。遮熱や遮光を一定以上クリアした日傘にはマークを表示し、特に遮光率が99%以上の生地を使用した商品を「遮光日傘」、99・99%以上は「遮光1級日傘」と呼ぶ。店で日傘を購入する際は判断材料にしたい。
「遮光率が高いと網膜を痛めません。UVカットは皮膚がん予防、失明の最大要因である白内障を防ぐとされています」(前出の広報担当者)
真夏の7月、8月より今がまさに紫外線のピーク。ただし、“日傘男子”が最も期待しているであろう効果は、実は別にある。ズバリ、「ハゲ対策」だ。
強い紫外線が直接、毛髪に当たると、毛髪を構成しているアミノ酸(シスチン、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファンなど)が酸化され、別の物質へと変化。毛髪を構成しているケラチンタンパクがダメージを受けて抜け毛の要因になる。つまり、薄毛が気になる人ほど日傘を必要としているわけだ。
薄毛の気になる記者は早速、三越日本橋本店へ。日傘男子向けの商品も数多く並べられている。購入したのは女性店員が薦めてくれた「ポロラルフローレン」の日傘(税込み=1万2960円ナリ)。創業明治18(1885)年の日本の老舗・ムーンバット社が製造するライセンスブランドだ。もちろん「遮光1級日傘」のお墨付き。晴雨兼用のため、梅雨の急な降雨にも対応。1級でなければ3000円程度で手に入る。
管理人コメント
8月が終わりに近づいてきているのに、いまだ35度以上の猛暑日の地域が続いています。
日傘は日よけや熱中症や熱射病対策だけにとどまらず、紫外線対策にも非常に効果的なアイテムです。平成初期中期までであれば「日傘は女性が使用するもの」、平成後期になれば「肌が弱い人、肌を焼きたくない人が使うもの」という認識が多いです。他にも、帽子は薄毛になりやすいとも言われてきました。(詳細:AGA都市伝説「帽子をかぶるとハゲる」って本当?)
紫外線はUVーA波、UV-B波、UV-C波の3種類に分けられ、その内A波とB波が地球に届いており、とくに紫外線UVーA波は、頭皮の真皮までダメージを与えてしまうと言われています。これにより毛母細胞や毛包幹細胞が損傷を受ければ、抜け毛や薄毛を促進させる原因になる可能性も高いです。
さらに日に当たることで頭皮の水分が蒸発してしまい、皮脂と水分のバランスが崩れて頭皮の環境も悪くなってしまいます。それを防ぐために、日中は帽子または日傘を使用することはオススメです。日傘の種類も、裏地が黒よりは白の方が、地面からの照り返す紫外線をカットできますし、暑さも比較的和らげます。
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