推奨度C1 塩化カルプロニウム外用とは

近年はさまざまな医薬品が開発されており、医療機関で医師の診断を受けて処方される方法や、大衆薬として薬局やドラッグストアからでも購入することが可能になっており、さらにはインターネットの普及により、海外から安価に売られている薬を簡単に個人輸入で購入できるようになるなど、現在では個人がその意思さえあればあらゆる薬を手に入れることが可能になっています。

 

 

しかし、医薬品の効果や使用については、十分に注意する必要があり正しい情報を得る必要がありますが、その情報は少ないのが現状です。このため近年ではさまざまな分野の医学会がそれぞれ効果があるとされる医薬品の判定や一定の使用に関するガイドラインを発表しており、特に開かれた学会では一般の人もその情報を見ることができ、治療を受けるさいの参考や個人で薬を購入するさいの判断材料として参考とすることが可能です。

 

 

そのガイドラインのひとつで頭髪に関するものを発表しているのが日本皮膚科学会ガイドラインです。このガイドラインは公益財団法人の日本皮膚科学会が発表している皮膚に関する医薬品および治療法に関するガイドラインで、その中に育毛または発毛に関する効果のある医薬品に対してもガイドラインが定められており、薄毛や男性型脱毛症に悩む人たちの治療の参考として利用することができます。このガイドラインでは、医薬品や治療法の評価方法を推奨度という尺度で定められており、AからDまで定めています。

 

 

例えば推奨度Aは行うように強く勧められる、推奨度Bは行うよう勧められるとなっており、日本皮膚科学会が一定の効果があることを認めている医薬品および治療方法になりますが、一方でそれ以下の推奨度C1では行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない、推奨度C2は根拠がないので勧められない、推奨度Dは行わないよう勧められるとなっています。推奨度C1に関しては効果が期待できますが、それ以下は効果がないまたは皮膚にとって悪影響を及ぼすと考えられるものになります。

 

 

このうち推奨度Aには、ミノキシジルがあり、臨床データでは長期投薬によって高い発毛効果があることが認められており、実際に日本で販売されているミノキシジルが含まれるリアップは日本で唯一、発毛効果が認められる薬として宣伝されており、一方で推奨度C1は根拠が乏しいものの有効性も認められる結果もあり、多くは安価な薬用育毛剤に含まれています。推奨度C1の有効成分としては、塩化カプロニウム、フラバノン、アデノシンの3つが代表的な存在です。なお、このガイドラインでは発毛効果があるというという尺度を示しているものであり、その作用や副作用または作用機序までは考慮されておらず、一定の効果があったことを示すという客観的資料であるため、実際に使用するさいの安全性までは検証されておらず副作用に十分に注意して行う必要があります。

 

 

このうち推奨度C1の塩化カルプロニウム外用が含まれている製品としては、カロヤンが有名ですが、そのほかにも医療用のアロビックス外用液やフロジン外用液にも含まれており、男性型脱毛症のほか円形脱毛症などの治療に使われており、1日2、3回適量を気になる場所に塗布することで効果を得られるというものです。塩化カルプロニウムを塗布することで発毛にいたるまでのメカニズムとしては、有効成分が頭皮の血行を促進して、血流量を増やすというもので、また毛根の毛乳頭細胞を活性化する効果があるもので、仕組みとしてはミノキシジルとそれほど変わりませんが、カロヤンなどではそのほかにもさまざまな育毛に有効な成分が含まれており、総合的に発毛を促してくれます。

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