推奨度C1のサイトプリン・ペンタデカン外用

男性型脱毛症はテストステロンという男性ホルモンが前頭葉や頭頂部にある5αリダクターゼという物質によって抜け毛や薄毛の原因となるジヒドロテストステロンというホルモンに変化することが原因で起こることが分かっていて、日本皮膚科学会では5αリダクターゼの出現を押さえるフィナステリド内服薬や発毛を促進させる働きのあるミノキシジル外用薬を推奨しています。

 
日本皮膚科学会ではこのように薄毛や抜け毛経の効果や副作用などを検証し、確実な結果が得られたものからA、B、C1、C2、Dとランクつけを行い、推奨できるものかどうかを男性型脱毛症の治療の指標として定めています。サイトプリンとペンタデカンという成分も男性型脱毛症に一定の効果があるということで検証され発表されましたが、それらの効果についてですが、脱毛箇所と脱毛をしていない箇所の毛乳頭細胞を培養して研究した結果、脱毛箇所では骨形成促進因子の「BMP」と血管新生誘導遺伝子の「エフリン」という2つの成長因子が不足していることが分かりそれらの増殖を促す成分が「サイトプリン」であることと、髪の主成分である「ケラチン」というたんぱく質の合成に必要なエネルギーを補助するために「ペンタデカン」が有効であることが検証され、サイトプリン・ペンタデカン外用としてヘアケア製品が市販されています。

 
日本皮膚科学会男性型脱毛症治療ガイドラインではサイトプリン・ペンタデカン外用のランクは「C1」となっていて、推奨度C1ということは、「行うことを考慮してもよいが、十分な根拠がない」というランクに分類されています。検証内容としては、86例の被験者にサイトプリンを配合した育毛剤、そして対照として59%エタノール製剤を1日2回16週間外用させたところサイトプリンを使用した群は毛の状態や抜け毛の状態に改善例が多く見られ、しかも8週間よりも16週間の方が改善例が増加したということが検証されました。またペンタデカンはペンタデカン酸グリセリドを含有した育毛剤とエタノール製剤を1日2回24週間使用した結果、洗髪時の抜け毛の量、軟毛量、軟毛から硬毛経の変化などに改善が見られたのでサイトプリン。ペンタデカン外用は有効であることが認められたが、検証例数が少なく男性のみで女性の検証例がないこと、そして副作用が軽微な点が考慮され、推奨度C1というランクになっています。

 
それでも少ない検証例でも有効性があることは確認されているので、副作用が軽くあることを考慮したうえで使用することは差し支えないでしょう。さらに有効性の高いフィナステリド内服薬などと併用することでより高い効果が得られる可能性もありますが、AGAの治療を行うときには副作用がある可能性も考慮し、専門医に相談をしたり診断をしてもらったうえで処方をしてもらうことが大切です。

 
薄毛や抜け毛は男性型脱毛症ばかりが原因だとは限りません。頭皮に炎症が起きている場合や栄養状態が悪く頭皮にまで栄養がいきわたっていない場合も薄毛になる可能性があり、またシャンプーの仕方が悪く皮脂が毛穴に詰まっているということも原因としてあり、そのようなときにはいくら推奨度の高い治療法を行っても費用と時間ばかりがかかって改善できないことにもなるのです。だから薄毛になれば通販などで推奨度の高い内服薬や外用薬を治療法を試してみるのではなく、サイトプリンやペンタデカンを配合した市販の育毛剤などを使ってもあまり効果が得られない時や頭皮にトラブルが現われた時などにはきちんと医師の診察を受けることも大切です。正し改善が見られないと感じた時には早めに医師の診断を仰ぎ、推奨度の高い治療法に切り替えることも必要です。

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